ここのところの外人動向

私が株を始めた時は、外人は日本の株は、基本的には特定のものを除いて、買えなかった。つまり買うことにかなりの制限があったため、外人にとっては買ってもあまり妙味が無かった。


しかし日本株バブル崩壊とともに暴落したため、日本政府は外人に株を買ってもらって市場の下落を食い止めようとした。


そして日本政府の思惑どおり外人は、買い進んでくれた。
しかしこれは「儲けるため」
当たり前ですネ。

しかし「儲けるため」には、反対売買をしなければならない。
日本の機関法人が「売らなければならない」ために、外人はこれに便乗して売りに乗っかって、更なる下落相場を演出してきました。


そしてこの数年は、ほとんどが外人主導の相場。
だから外人の寄り付き気配などを気にして、日本人は売買するようになった。

7月第2週の投資主体別売買動向によると外国人は先物を3週連続売り越し。7月第2週は398億円売り越しです。

一方現物は1275億円と大幅に買い越しており、これで外国人の買い越しは6週連続です。

リスクヘッジしながら、買い進んでいることが伺えます。


現物を買い越ししているからといって、今後の相場は上昇基調だという、一面だけを見た投資判断だけは、極力避けたいところです。