本日の概況

米国市場が堅調であったことで本日は朝から買い先行の展開となりました。

また本日は週末でもあり月末でもあることから、投信などの買いが入るのではとの思惑から、ここ数日のように上値の重い展開とはならず、そして期待通りの買いが入り、高値引けとなりました。

ただ10億株そこそこの出来高でここから力強く上昇できるかと言えば、それははなはだ疑問です。

為替相場が1ドル=112円絡みまで円安進行となり、また、原油価格が最高値更新となるなど、外国人投資家の日本株売りが加速する可能性がある環境となっているようです。

騰落レシオも70%割れているならまだしも84.22%では何とも言えない。

できたらここからはドル建て日経平均で見ていたいものです。

http://www.miller.co.jp/cgi-bin/member/chart.cgi?0104I

数人の方からメールを頂いたのですが、私のホームページの「投資判断材料ザラ場編」で、「ケンミレの株式指標は重複しているのではないですか?」との内容です。

しかしこれは見ていただけたら、わかると思いますが、「引け後」の方には、上のアドレス表示などがされているためです。


また市場信用買い残が3兆円を超え、4−5月高値時とほとんど変わりない高水準にあることは、信用需給面で戻り売り圧迫が強いことを示しています。

売り残が減少気味であり、倍率が上昇するという傾向になっているということは、売り物が集中すれば、さらに売り物が出てくることを示しています。


もうすぐしたら、外国人だけでなく日本市場の関係者もお盆休みに入ります。

こんな状況のなかで出来高が膨らむとは考えにくいです。


ただ11478円付近までは、閑散相場のなか自立反発(あくまでも最大ですが)局面があるかもしれませんが、そこまでが目一杯ではないかと思います。

◇投資判断材料ザラ場編
http://www.interq.or.jp/world/sas/toushihandan/zaraba.htm