ここからは読みと読みの勝負
例年のことだが、10月・11月・12月は外人が売ってくる。
外人の年度末は12月になるため、決算対策にて利益も損失も確定するものはしていかなくてはならない。
問題は、どこで売ってくるのかというタイミングをはかるだけ。
昨年は11月の末に10000円割れを経験している。
それに乗じてTOPIXの先物を野村が売ってきているのを市場では色々と噂をしている。
しかし今年は状況がチト違うというのは、ここでもカキコした通りです。
それは為替が円高にふれてきているからです。
円高が進んだことでドル建ての日経平均は上昇しているからです。
http://www.miller.co.jp/cgi-bin/member/chart.cgi?0104I
ただ決算なので売ってくることは確実だが、このまま円高が進めばやはり売りの加速は避けられると考えるのが常識的なところ。
問題は野村の動きだ。
野村がETFの組成を理由にこのまま売りを続けてくるようだと外人もその尻馬に乗る可能性も残されている。
下がるのか?
騰がるのか?
どうやら読みと読みの勝負となりそうだ。
今年は比較的わかりやすい相場だったので、大きくプラスしている人も多いはずだ。
だったらここは来年に向かっての対策を練るのが第一かもしれない。
新家工業のコツコツ買いはどうだろう?
同社は先ごろ好業績を材料に大量のデイトレ軍団と証券自己などにおもちゃにされたばかりだ。しかしここのところ急速に売りもやんできたようです。
確かにもし日経平均が下げるようだと大きくポッカリ開いた窓を埋めてくる可能性もある。
しかしもし日経平均が下げたのにこの窓を埋めてこなければこのまま保ち合いを演じ、上昇していく可能性も残されています。
まだまだ年末までは時間があるのでジックリと方向性を見ながら拾ってみるのも一つの手。
同社はまだまだ子会社の特損などの償却などで、好業績の本質が見えていない。
しかし来年の3月期にはこれらの償却も大分進み、見直し買いが大量に入るはずではないでしょうか。
つまり今のうちに安いところの種玉を年越しで拾っていこうという作戦なのです。
税金はなるべく払わない方がいいですからネ。