高値の数値がもうすぐ変わります

もうすぐ年度末です。

通常四本値始値、高値、安値、終値)のうち、高値と安値は、その日(または週・月・年)の株価がこれ以上先には行かなかったという限界を示しています。

その限界を突き破り、主にその年の高値・安値を更新した際の株価を「新値」といいます。その場合、「年初来の高値(安値)を更新」「新高値(新安値)更新」「新値を取った」などと表現されます。

いつからの高値(安値)を更新したのかについては、「昨年来」と「年初来」を時期によって使い分けています。


通常は、1月1日から3月31日までの期間は、前年1年間を含めた高値・安値の更新を対象にし「昨年来高値(安値)」と表現します。

4月1日以降はその年の大発会(年の一番最初の取引日、通常1月4日)から当日までの期間の高値あるいは安値の更新が対象となり「年初来高値(安値)」と表現します。

ただし、4月以降でありましても、前年に目立った高値(安値)がある場合はあえて「昨年来」と表現するケースもあります。

ちなみにアメリカでは、現在から過去1年間の新値更新を「52週高値(安値)更新」として重要視しています。

だから日本では3月31日を基点としてこの“高値”が変わります。

そろそろ日本でも過去1年間の高値を表示するべきではないかと私は思います。