プロ野球問題には発展しないか・・・

今回の楽天とTBS問題。

私もかつてここで書いたようにいずれはプロ野球問題に発展(同一球団がプロ野球チームを2球団持つことはプロ野球協約で禁止)すると書きましたが、どうやらそれは杞憂で終わりそうです。

[東京 20日 ロイター] USEN<4842>が堅調になっている。2005年8月期連結営業利益が従来予想に届かないと報じられたものの、楽天<4755>とTBS<9401>の統合問題で注目される2球団支配問題に絡み、USENが横浜ベイスターズの買収に意欲を持つとの観測が浮上、手掛かりにされている。
 
 20日付の日本経済新聞は、USENの2005年8月期連結営業利益が前年比69%増の95億円程度になり、従来予想100億円に届かなかった、と報じた。

http://charge.biz.yahoo.co.jp/vip/news/rtr/051020/051020_mbiz2627232.html


楽天の三木谷さんは事前に読売新聞のナベツネさんに話を通しているというし、根回しだけは万全の構えで臨んでいるのがわかります。

また昨日は

 楽天がTBS株を大量取得し経営統合を提案した問題で19日、財界人や企業トップがそれぞれの評価を披露した。

 日本経団連奥田碩会長は金沢市で会見し、TBS側が唐突に株を買われたと主張していることについて「株価を毎日見るのは経営者の大事な責任のひとつ。急に値段が上がってから『しまった』とかそういうことを言うようでは、経営者としては怠慢ではないかと思う」とTBS経営者の姿勢を批判した。

 奥田会長は、三木谷浩史楽天社長や堀江貴文ライブドア社長の人物像についても「個人的に付き合えばまじめな人だ。あれだけのお金を運用して利益をあげている。若いが情熱をもった人と思い付き合っている」と評した。一方、村上ファンド村上世彰氏とは面識がないことを明らかにした。

 また、若手経営者の旗頭と言われる新浪剛史・ローソン社長は会見で、楽天の統合提案の手法について「TBSと一緒にやれば企業価値向上にプラスになると判断したのだろう。こういう手法は大いにある。私より若い経営者がやっており、私も頑張らないといけない」と三木谷社長側にエールを送った。

 一方、生田正治日本郵政公社総裁は「商船三井に在籍した時代に3、4社買収した経験があるが、私なら株を買っておいて突如相手に言う手法はとらない。真正面から相手に話し、賛同いただけるなら進める」と楽天側に苦言を呈した。さらに「法的に許されるならやってもいいが、法律はすべての事態に対応していない。法律の足りないところは人間の良識で埋めるものだ」と批判を展開した。【須佐美玲子、岩崎誠】
毎日新聞) - 10月20日10時18分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051020-00000002-maip-bus_all


楽天には追い風が吹いているように思えるが、あくまでも一般世間は『ホリエモンと比べるとその対応に少し差がありすぎる』ことで不公平感があることに不満を募らせている。

経営者としてホリエモンと三木谷さんにその差があるのか?
それとも好感の持てる人にはえこひいきも許されるという日本独特の土壌が影響しているのか?


http://finance.livedoor.com/quote/format?c=4842+4755+9401+4753