相場巧者
元通産官僚の村上世彰氏が率いる投資ファンド(村上ファンド)が阪神電気鉄道の株式を買い増し、保有比率が42・36%に上昇したことが8日、関東財務局に提出した大量保有報告書で分かった。
同ファンド広報は「投資判断で買い進んだ」とし、経営権取得の意図があるかについては「ノーコメント」としている。
阪神電鉄の筆頭株主となった同ファンドは、10月11日の大量保有報告書で、保有比率が39・77%まで増加したことが判明。今回の報告書によると、その後も10月中旬から12月初めにかけ、1回に数万から数百万株ずつ断続的に買い進めていたことが分かった。
阪神電鉄は、村上氏側に今年9月中間連結決算の内容を説明するなど、実務者協議を続けている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051208-00000240-kyodo-bus_all
売ってるはずと見せかけて買い増し、買ってるはずと見せかけて売り抜ける。
村上ファンドはまことにもって相場巧者である。