日経平均テクニカル

テクニカル分析日経平均日経平均先物3月限=16日現在



 水野 文也記者

 [東京 16日 ロイター] 日経平均日経平均先物3月限は、反
発。現物・先物はともに上値・下値を切り下げたものの、下方硬直性が強い動きとなり、
底堅いとの印象を与えている。
 一方、移動平均線では、終値が5日線、25日線をともに下回って推移しており、ベア
・パターンを継続した。

 現物の日足は、上下に短めのヒゲを伴う「中陽線」となった。上値・下値を切り下げた
ものの、切り返しに転じたことは、下値抵抗力が十分と思わせる動き。目先的な下値メド
になると思われる14日安値(1万5691円86銭)に距離を残して反発した点も注目
しておけよう。このまま上値を追った場合は、同安値が1月18日安値1万5059円5
2銭に対する「二番底」となる可能性が高くなってくる。
 今回の足は、やや強めだが「差込み線」のパターンとなった。14日の「大陽線」も「
差込み線」であり2本目となる。通常これが下値で出現して1本目ならば売り乗せ好機の
サインになるが、2本目の場合は「ドテン買い」が近いことを示す。終値で1万6000
円をすかさず回復したことで、大台割れは買い場との印象を与えるところでもあり、値幅
調整が一巡、ここからは日柄調整の局面になりそうな感触だ。
 もっとも、前日に引いた「大陰線」は強烈な「カブセ線」のパターンとなっており、上
値の重さを感じさせている。さらに、絵づらでは1万6500円以上の水準は強力なシコ
リを形成した様子となっているため、急な戻しを演じたとしても上値で押し戻されること
が想定できよう。このところ1日の振れ幅が大きくなっているものの、それが明確な方向
性を示すことはないため、ここでは売り買いともに小すくいで対処したい。
 上値メドは前日の高値1万6312円74銭や25日移動平均線(1万6152円18
銭)。下値は1万6000円のほか、14日安値が意識されよう。

移動平均線
終値が5日線と25日線を割り込んで推移。ベア・パターンとなっている。

一目均衡表
・遅行線が日足を下回る展開。終値が「雲」領域上限近辺で推移している。

オシレーター
・RSIは4、9、14日は、反発。
ストキャスティクスは、%K線、%D線が上昇。このまま上値を追えば買いサイン。

パラボリック
日経平均、同先物は、売りポジションを継続。
   日経平均(売りポジション、2月15日転換)
   日経平均先物当限(売りポジション、2月15日転換)

http://charge.biz.yahoo.co.jp/vip/news/rtr/060216/060216_mbiz2733663.html


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