とうとう村上氏全面自供
ニッポン放送株を巡るインサイダー取引事件で、村上ファンド元代表・村上世彰(よしあき)容疑者(46)が東京地検特捜部の調べに対し、ライブドアからインサイダー情報を得た後、利益を得る目的で同放送株を買い進めたなどと供述していたことが分かった。
これで犯行目的も含め、容疑を全面的に認めたことになる。
特捜部は23日、村上容疑者と同ファンドの中核投資顧問会社だった「MACアセットマネジメント」を証券取引法違反の罪で起訴する。
村上容疑者は2004年11月8日、ライブドア前社長・堀江貴文被告(33)らから、同放送株を大量に買い占めるという情報を得て、その公表前に約193万株を購入したとして逮捕された。村上容疑者はこの株を高値で売り抜けて約30億円の利益を上げたとされている。
(読売新聞) - 6月23日7時32分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060623-00000301-yom-soci
『サッサと罪を認めて執行猶予をつけてもらう方が得』
とのアドバイスよりも
『検察は確たる証拠を掴んではいない。だから裁判になれば無罪になる可能性もないわけではない』
に賭けたホリエモン。
あっさりと認めた村上容疑者とは対照的だった。
日本銀行の福井俊彦総裁が村上ファンドに1000万円を拠出していた問題で、福井総裁の拠出金が、オリックスの管理する投資事業組合を経由して村上ファンドに入っていたことが、22日、明らかになった。
投資家の取りまとめ役を務めることで、オリックスは村上ファンドの一部の資金について、資金の拠出元を把握していたことになる。野党側は全容解明のため、オリックスの宮内義彦会長の参考人招致を要請した。
福井総裁は2001年に村上ファンド内で拠出先を移し替え、オリックスが「業務執行組合員」を務める「アクティビスト投資事業組合」と契約し直した。業務執行組合員はファンドの出資者をまとめる「班長」のような存在で、投資家の募集や運用報告書の発送などを行って一定の手数料を得る。投資銘柄の選定にはかかわっていないという。
(読売新聞) - 6月23日0時24分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060622-00000014-yom-bus_all
テレビのコメンテーターの中には、
「他の人が村上ファンドに出資するには10億円いるのに、日本銀行の福井俊彦総裁だけは1000万円」
と言っている人もいるようだが、昔は1000万円での募集だった。
募集はオリックス証券でのみ受け付けていた。
それが村上氏が有名になるにつれ、オリックスでは募集を中止。
いつのまにか最低投資額が10億円になっていた。
福井総裁もサッサと辞任した方が得になるとは思うのだが。