ヘッジファンドの資金が悪化しているらしいです

この1-2週間の間は売りが続きそうだとの推測記事がロイターに出ていますね。

ついこの間までは金余り現象が指摘されておりましたが、米国で相場操縦などで一部の業者が摘発されたことで、原油先物が下げたことに端を発して、それに伴って資金力を確保するための換金売りが出始めたようです。

それに伴って、影響が株式市場、ドル円相場などにも影響を及ぼし、売りたくなくても売らざるを得ないといった信用追い証発生などで、売り物が続けて出ています。

今度はそれらの影響を、もろに個人投資家が受けた格好。

記事によると、ここの1-2週間の間はこの売りが続きそうな状況が続きそうで、個人投資家であってもポジションの変化を早急に対応変化ができるかどうかが鍵を握っていると言えそうです。

それに加えて日本では政情不安が追い打ちを掛ける。

福田康夫総理の辞任によって総理が交代することは確実なのですが、誰がなっても、その後には総選挙が待っていることが確実であるため、政治が安定するまでは、かなりの時間を要するものと思われます。

ここはしばらく資金力比べ、我慢比べに加えて智恵と智恵の勝負になりそうな様相です。

ある国内証券の関係者は「米系を中心にしたヘッジファンドのポジション手仕舞いで、マネーが米国に還流している。ドルが円を除く主要通貨に対して高くなっている背景は、フロー的には米系投資家のリパトリエーション(資金の国内還流)がかなり影響している。実態は信用収縮なので、日本の株式市場からもさらに海外勢の資金が出て行く可能性がある」と指摘。その上で「日経平均のチャートも崩れてしまい、海外勢の中には日経平均で1万円近辺まで売り込むことを考えている向きもいるようだ」と述べている。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK015817720080905?rpc=144