ヘッジファンドの行方

ジョージ・ソロスによるとヘッジファンド業界にも解約が殺到しており、その運用資金は50-70%は減少するのではないかとしています。

この年末にかなりの解約が相次ぎ、更に来年もかなりの高水準にて推移するのでは、と予想しております。

それに伴ってヘッジファンド業界にも首が回らなくなり、破綻するところが、かなり出てくるのではないかとの予想です。

しかしヘッジファンド業界と銀行を同列に考えるわけには行かず、ヘッジファンド業界に公的資金が注入される可能性は、まずない。

だとすると、そのまま惰性的に投げ売りが相次ぐので、株式市場は黙って指をくわえて見ているしか方法がなくなってしまいます。

ここからも更に褌を締めてかからないと、大変なことになりそうです。
オバマ氏は金融サミットに参加はしないとの噂。
つまりアメリカだけで手一杯なので、他国のことをどうこうするつもりはないとの考えらしい。

すると市場では、アメリカはそこまで切羽詰まっているのかということになってしまいます。
しかも日本政府は実質的に無政府状態
円高は85円くらいまで先々進みそうな予感ですが、日銀総裁も暫定的要素が強いため、協調介入は考えにくい。

つまり自分のことは自分で守っていかねばならないということを強く肝に銘じておかないと、やはりダメですね。