買いが殺到

みずほ証券の誤発注で売買停止となっていたジェイコム株の取引が14日、4営業日ぶりに再開した。知名度の向上などを背景に個人投資家らの買いが殺到。売買が成立しないまま、基準値の91万2000円を12%上回る値幅制限の上限となる102万円の買い気配で推移した。8日の終値(77万2000円)を32%上回る水準。

 「株の保有者が限られ品薄感が出ており、利ざや狙いの買い注文が相次いでいる」(中堅証券)との指摘があった。

 取引開始前に、みずほ証券がまとまった株式を一定価格(91万2000円)で売却する立会外分売を実施。1073株の売り出しに対して85社から6112株の買い付け申し込みがあり、全株の売却が成立した。ジェイコム株の売買が再開したのを受け、同社の岡本泰彦社長は「ようやく、多くの投資家が公平に株を売買できるようになり、ほっとしている。企業価値の評価に基づく適正な株価が早期に形成されることを期待している」と述べた。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051214AT2E1400514122005.html

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